2015年2月12日 (木)

ジョーカー・ゲーム

Joker01架空の第2世界大戦前夜。陸軍士官学校で学ぶ嘉藤(亀梨和也)は、規律に反したことで極刑に処されるところを、結城(伊勢谷友介)なる謎の男に救われる。

彼は諜報(ちょうほう)組織のD機関を設立した人物で、嘉藤の卓越した頭脳や身体能力を見込んでスカウトする。

数々の厳しいテストをクリアしてスパイとなった嘉藤は、人類の歴史を変えかねない発明について記された機密文書ブラックノート奪取を命じられる。

それを求めて魔のJoker02都と呼ばれる都市に潜入した彼の前に、リン(深田恭子)という女が出現し作品情報より抜粋)


伊勢谷友介演じる結城中佐の圧倒的格好良さ、亀梨和也演じる主人公のスタイリッシュさは見ていてとても楽しかった。深田恭子演じるヒロインもとてもセクシー。

屋上での逃走シーンやアクションシーンにこだわりを感じるものの、スパイ映画らしからぬ派手さが目立って、原作の秘密主義な雰囲気が全く感じられなかったことが残念。Joker03

スパイグッズが登場するのだが、グッズで盗撮した写真をもとに仲間が盗むならともかく主人公が侵入し盗むのなら抜群の記憶力を持つ主人公にそれは必要なのか?といまいち燃えない。

「死ぬな殺すな」というD機関の信条があるわりに、下手したら殺していたんじゃないかというシーンもいくつかあってスルーしづらい粗が目立つ。

情にもろいという主人公の設定が裏目に出てばかりなのも残念。

Joker04


キャストの演技は良かったがスパイといえばクール、完璧、隠密というイメージを持っている人には向かないかもしれない。


2015年2月 3日 (火)

エクソダス:神と王

Exodus01
紀元前1300年。最強の王国として名をはせるエジプトの王家に養子として迎えられて育ったモーゼ(クリスチャン・ベイル)は、兄弟同然のような固い絆で結ばれていたはずのエジプト王ラムセス(ジョエル・エドガートン)とたもとを分かつ。

その裏には、苦境に立たされている40万にも及ぶヘブライの人々を救わねばならないというモーゼの信念があった。

そして、彼らのための新天地「約束の地」をExodus02探し求めることに。過酷な旅を続ける一方で、彼はエジプトを相手にした戦いを余儀なくされていく。(作品情報より抜粋)

久しぶりにハリウッドのスペクタクル大作を映画館で観た補正と大好きなリドリー・スコットということも含めて、満点。

まあ、モーゼのストーリーを映画化したらそりゃ何度映画化しても面白い作品ができるに決まってるよね。

ほとんど自然災害の映画でした(笑)
それにしてもチャンベーはこういう役が似合いすぎる。Exodus03



もっと非現実的に海がパッカーと割れた方が個人的にはよかったな。
神様役の子役がとても上手かった。


2015年1月26日 (月)

THE NEXT GENERATION パトレイバー/第7章

Pat01警視総監が病気になり後継者は誰になるのかと取り沙汰される中、存続が危ぶまれてきた特車二課の解体の危機が現実味を帯びてきた。

不穏な気配を察した特車二課隊長の後藤田継次(筧利夫)は、先代の隊長が特車二課存続のため警察内部に仕掛けたという「遺産」について調査する。

やがて後藤田は、かつて幻のクーデターを企て、現在は収監されているある男の存在に気付き……(『エピソード12:大いなる遺産』)。(作品情報より抜粋)

Pat02押井守自らが監督する「大いなる遺産」の一番のウリは、キーパーソンとして、ファンの中でも人気の高いキャラ・南雲しのぶが登場(チラリとだが…)することと、彼女と関係の深い柘植行人の登場だろう。

シリアスという意味ではシリーズ屈指だが、話は少しも進まないので力が抜けた。

さらに言えば、既視感満載なダイジェストと、長編版に向けた長~い予告編のようなエピソードで構成された1時間足らずの作品で堂々と入場料を取るのはいかがなものか…という気がしないでもない。ラストに登場する長編版の予告編を見る限り、かつてしかけた“遺産”を巡り、激しいバトルが繰り広げられる様子。ともあれ、ここまでつきあってきたシリーズだ。「首都決戦」に期待!である。


2014年11月17日 (月)

ドラキュラZero

Dracu01トランシルバニア君主ヴラド・ドラキュラ(ルーク・エヴァンス)が統治する国は栄え、人々は平和に暮らしていた。

だがある日、ヨーロッパ攻略を狙うオスマン帝国が、彼の息子を含む1,000人の少年の徴兵を要求してくる。

愛する妻(サラ・ガドン)や息子と国を守るため、ヴラドは大国相手に反旗を翻し、古代より伝わる絶対的な闇の力と契約を交わす。(作品情報より抜粋)

Drac02
本作で描かれるヘラクレスは生身の人間である。

伝説は彼の功績を脚色したものである。

それに彼はひとりではなく5人の仲間と行動している。

彼らはそれぞれに格闘能力に優れている。

ヘラクレスの12の功業は実は彼らのチーム力で生み出されたものである。それをさも最強の英雄がなしとげたかのように見せるのは、そのほうが彼らの仕事に都合がいいからだ。Drac03

 ヘラクレスの伝説が実は宣伝のために作られたフィクションというのは笑える。

映画はオリジナルの神話を加工して現代風のアクションに仕立て上げている。

神話世界の嘘を再構築し、運命は自分で切り開けるというメッセージはいかにもハリウッド好みのもの。とはいえまずまず楽しめる。


2014年11月11日 (火)

ヘラクレス

Hercu01人間と全能の神ゼウスの間に誕生した、半神半人の男ヘラクレス(ドウェイン・ジョンソン)。

神さえも恐れおののく並外れたパワーを誇りながらも、人間の心も兼ね備えた彼は、強さと優しさに満ちた者として名をはせていた。

だが、わが子の命を奪ったことで罪の意識に押しつぶされそうになる。悩み苦しみ抜いた果てに、彼は12の試練を自らに課して救いを得ようとする。

多頭の蛇ヒュドラ、不死身のライオン、巨大なイノシシであるエリュマントスといった魔物や悪を成敗していくヘラクレスだったが。(作品情報より抜粋)

Hercu02
冒頭は彼らチームが、トラキアという都市国家を敵の脅威から守るという物語である。

この部分は監督もそう述べているが、「七人の侍」の翻案である。

しかしその冒頭部分が終わり、本当の敵が姿を現すというのが終盤の物語となる。

この部分はどこかサム・ペキンパー監督の「ワイルド・バンチ」みたいなところがある。
 ともあれアクションも戦闘シーンもなかなか重量感がある。

Hercu04
ややストーリーの仕立ては複雑に過ぎるきらいはあるものの、ただアクションばかり見せられるのではない。

そんな工夫も含めて、細部まで考えて作られた作品であることがわかる。
 ヘラクレス伝説を人間の世界に引きずりおろしたようなところがある。神話世界の嘘を再構築し、運命は自分で切り開けるというメッセージはいかにもハリウッド好みのもの。とはいえまずまず楽しめる。

 生身のヘラクレスに神話性を与えるというラストまできっちり内容をまとめている。仲間の戦士たちのキャラクターも描きこめていてgood。


«イコライザー